栃木県大田原市特産のトウガラシ「栃木三鷹(さんたか)」が収穫シーズンを迎えている。同市加治屋の畑では30日、農業木下三千子(きのしたみちこ)さん(62)が刈り取り作業に汗を流した。
真っ赤に実り収穫されたトウガラシ「栃木三鷹」=30日午前11時15分、大田原市加治屋
大田原とうがらしの郷づくり推進協議会によると、栃木三鷹は辛みの強さや色、香りの良さが特長という。実は垂れ下がらず、上向きに房なりになる。今年は市内外の約110軒で生産している。
木下さん方では5アールの畑で栽培。この日は青空の下、赤く色づいた実のなる株を根元から手際よく刈り取り、乾燥させるためビニールハウス内につるして干していった。
収穫は1週間から10日間ほどかかるという。12月末まで乾燥させた後、市内加工業者へ出荷する。木下さんは「昨年はカメムシの被害があったが、今年はいい出来。例年通りの収穫が見込める」と話した。
真っ赤に実り収穫されるトウガラシ「栃木三鷹」=30日午前10時30分、大田原市加治屋
真っ赤に実り収穫されるトウガラシ「栃木三鷹」=30日午前11時15分、大田原市加治屋
ハウス内に干されるトウガラシ「栃木三鷹」=30日午前11時
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