放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に、栃木の商人2人が登場している。栃木県出身のお笑いコンビ「U字工事」が演じ、益子卓郎(ましこたくろう)さんが釜屋伊兵衛(かまやいへえ)役、福田薫(ふくだかおる)さんが釜屋喜兵衛(かまやきへえ)役だ。ドラマでは浮世絵の巨匠、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)との親交が描かれているが、一体どんな人物だったのか。栃木市にある「とちぎ歌麿交流館」館長の阿部治(あべおさむ)さん(66)に聞いた。
とちぎ歌麿交流館の阿部さん=16日午前、栃木市倭町
■伊兵衛が歌麿に肉筆画を依頼?
伊兵衛は栃木中町(現・栃木市倭町)の商人。質屋や酒造業を営む本家「釜屋喜兵衛(屋号・釜喜)」から分家し、呉服商「釜屋伊兵衛(屋号・釜伊)」の初代となった。奇石の収集が趣味で、「非常に風流人だった」という。
「べらぼう」に出演する釜屋伊兵衛役・益子卓郎さん(右)と喜多川歌麿役・染谷将太さん
9月28日の放送では、伊兵衛役の益子さんが染谷将太(そめたにしょうた)さん演じる歌麿に肉筆のふすま絵を依頼するシーンがあった。10月20日の放送では、福田さん演じる喜兵衛も登場。虎のふすま絵が映され、宴会の席で伊兵衛が「歌麿に描いてもらった」と自慢する描写もあった。これは史実なのだろうか。
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