太鼓や笛の音色が響いた「総ぶっつけ」

彫刻屋台や花屋台が勢ぞろいした「今市屋台まつり」

太鼓や笛の音色が響いた「総ぶっつけ」 彫刻屋台や花屋台が勢ぞろいした「今市屋台まつり」

 【日光】恒例の「今市屋台まつり」(実行委員会主催)が19日、JR今市駅前通りで開かれ、伝統ある彫刻屋台と華やかな花屋台計10台が勢ぞろいした。おはやしが競演する「ぶっつけ」も繰り広げられ、見物客を魅了した。

 地域活性化を目的に2009年に始まった。全長約280メートルの通りに、江戸末期から残る彫刻屋台6台、花屋台4台が繰り出した。小雨の降る中、午後5時からは全ての屋台による「総ぶっつけ」が行われ、祭りは最高潮に。太鼓や笛の音色が夜の街に響き渡った。

 一番町(当番町)の大谷向町自治会の堀中充久(ほりなかみつひさ)会長(70)は「若い人もおはやしや引き手として参加してくれている。こうした屋台が一堂に会することはいいことですね」。西岡一明(にしおかかずあき)大会会長(72)は「楽しみながら、伝統を守っていけたら」と話した。