プロ野球ドラフト会議が10月23日に開催される。プロ入り希望の高校生と大学生に義務づけた「プロ野球志望届」の提出は9日に締め切られ、計300人(高校124人、大学176人)から提出があった。栃木県関係では、この夏の高校野球県大会を沸かせた選手や、県外の名門校で成長を遂げた選手など個性あふれる面々が名を連ねた。「運命の一日」を待つ注目選手たちを2回に分けて紹介する。2回目は「大学生・社会人編・独立リーグ編」。
【大学生】
阪神の大山悠輔(おおやまゆうすけ)内野手など、これまで16人がドラフト指名されてきた白鴎大からは、3選手が志望届を提出した。
■4度の最多勝獲得
松永大輝(まつながひろき)投手=東京・東海大菅生高出、171センチ、67キロ、左投げ左打ち=は切れのある直球と変化球が武器のエース。関甲新1部リーグ戦では4度の最多勝を獲得。2年時の全日本大学野球選手権は、初戦で完封するなど県勢初の4強進出に貢献。同大会ではリーグ戦から数えて40回超の連続無失点も記録した。
2024年11~12月には、侍ジャパン大学日本代表候補の強化合宿にも招集されており、ドラフト候補として注目されている。

■150キロ超の球威
中沢匠磨(なかざわたくま)投手=白鴎大足利高出、183センチ、79キロ、右投げ左打ち=は150キロ超の球威ある直球が武器。直近の秋季リーグ戦は5試合に救援登板し2勝。20回2/3を投げ防御率は3・05だった。中沢は白鴎大足利高時代もプロ志望届を出したが、吉報は届かなかった。野木二中時代は埼玉の久喜リトルシニアでプレーした。

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