来春のセンバツ甲子園につながる秋季関東地区高校野球大会が18日に山梨県で開幕する。栃木県代表の佐野日大(栃木1位)と文星芸大付(栃木2位)は、1回戦でいずれも千葉県勢と対戦する。千葉県大会の記録などから、両チームの戦力を分析する。今回は佐野日大との対戦を控えた、強力打線の中央学院(千葉2位)を取り上げる。

 千葉県我孫子市にある中央学院は、2018年センバツ甲子園に初出場し、同年の夏の甲子園にも出場した。24年春は通算3度目の甲子園出場を果たし、粘り強い戦いで4強入りした。

 秋の関東大会は2年ぶり。千葉1位として前回出場した23年秋は、1回戦で栃木2位の白鴎大足利に10-2で八回コールド勝ち。準々決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬1位)に敗れたものの、8強入りで24年センバツ出場につなげた。

 一方、16年秋の関東大会準々決勝では栃木1位の作新学院に1-9で七回コールド負け。近年の関東大会での栃木県勢との対戦成績は1勝1敗となっている。

■切れ目ない強力打線

 25年秋の千葉県大会決勝は1-6で専大松戸に敗れたが、2回戦~準々決勝は3試合連続で2桁得点。準決勝も強豪・木更津総合に7-0で八回コールド勝ちするなど、6試合で計43得点と打線が火を吹いた。