来春のセンバツ甲子園につながる秋季関東地区高校野球大会が18日に山梨県で開幕する。栃木県代表の佐野日大(栃木1位)と文星芸大付(栃木2位)は、1回戦でいずれも千葉県勢と対戦する。千葉県大会の記録などから、両チームの戦力を分析する。今回は文星芸大付との対戦を控える優勝候補の一角、専大松戸(千葉1位)を取り上げる。

 「専松」の愛称で親しまれる専大松戸は千葉県松戸市にあり、スポーツ強豪校であると同時に進学校の顔も持つ。2015年夏の甲子園に初出場し、21年と23年には春夏連続の甲子園出場を果たした。

 25年夏は5回戦で中央学院に敗退。「打倒・中央学院」を誓った25年秋の千葉県大会では、決勝で同校に雪辱を果たし、3年ぶり2度目の頂点に立った。

 2回戦から準決勝まで、圧巻の4戦連続コールド勝ち。5試合で42得点3失点と、投打ががっちりとかみ合い安定した戦いぶりを見せた。

 福岡ソフトバンクホークスの上沢直之投手など、プロ野球選手のOBも多数輩出している。 

■上位打線が好調

 打撃陣は特に上位打線が好調だ。