2019年10月の台風19号で甚大な浸水被害があった那須烏山市下境、宮原両地区の防災集団移転促進事業について、14日までに国が同意したことが関係者への取材で分かった。今後、事業に本格着手する見込み。市の事業は倒壊していない建物を移転する「事前移転」で、60戸という対象戸数の規模などが全国的に珍しく、今後のモデルケースになり得る。被災から6年。住民が求める安全安心な暮らしへ一歩前進した。