地元の子どもたちも招いて行われた星ふる学校くまの木の開設イベント。町を挙げて旧熊ノ木小の再出発を祝った=2002年4月

 漆黒の夜空に無数の星がまたたく。「きれい」。あちこちで歓声が上がった。

 Web写真館に別カットの写真

 環境省の全国星空継続観察の定点観察地だった塩谷町。星空の美しさを誇る町に2002年、廃校を活用して誕生した宿泊型体験施設が「星ふる学校くまの木」だ。

 昨年末、同所で行われた星空観察会に足を運んだ。澄んだ冬の空気に輝きを放つオリオン座、北斗七星、目を凝らせばプレヤデス星団(すばる)も。さらに、この日は、ふたご座流星群が極大を迎えた絶好の観察日。寒さに身を縮めながら、じっと待った。15分後、一筋の光が。慌てて願い事を唱えた。「タカラク…」

 施設はNPO法人「くまの木里の暮らし」が運営。餅つきやハイキング、わら細工など豊かな自然と里の暮らしを楽しめる四季折々の体験プログラムを提供している。中でも、やはり星空観察会の注目度は高い。