大登り窯の現状を調べる陶芸家ら=2日、益子町益子

大登り窯の現状を調べる陶芸家ら

大登り窯の現状を調べる陶芸家ら=2日、益子町益子 大登り窯の現状を調べる陶芸家ら

 益子町と茨城県笠間市による日本遺産「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」の認定5周年を記念し、人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)が愛用した大登り窯を復活させる「かさましこ登り窯プロジェクト」の事業計画が8日までに固まった。参加する陶芸家は約100人となる見込み。来年1月15~18日に作品を焼成する窯だきを行い、同24、25日に窯から取り出す。 大登り窯は濱田庄司記念益子参考館にあり、濱田の孫で同館の濱田友緒(ともお)館長らが2015年、約40年ぶりに復活させて火を入れた。その後、18年にも使われた。