前半、先制ゴールを決めて駆け出す栃木SCのMF森=鹿児島市の白波スタジアム

 明治安田J3第30節は4日、各地で5試合が行われ、J2自動昇格圏2位の栃木シティは鹿児島市の白波スタジアムで3位の鹿児島に3-0で快勝した。3連勝で通算18勝6分け6敗の勝ち点60。3位との勝ち点差を6に広げて2位を守った。

 シティは開始直後、左サイドを抜け出したFWピーター・ウタカの折り返しをMF森俊貴(もりとしき)がゴール左隅に決めて先制。前半43分はウタカのボール奪取からFWバスケス・バイロンが右ニアサイドの狭いコースを撃ち抜き2-0で折り返した。

 後半は22分にFW田中(たなか)パウロ淳一(じゅんいち)がPKを決めて3点目。攻め込まれる場面も多かったが、GK相澤(あいざわ)ピーターコアミを中心に3試合連続の無失点に抑えた。

 次戦は11日午後2時から、栃木市シティフットボールステーション(CFS)で奈良と対戦する。

■連係機能、天王山制す

 2位か3位か。このたった一つの順位の差はJ3において、J2自動昇格かプレーオフかという大きな意味を持つ。3位鹿児島との天王山で快勝を収めた栃木シティ。2点目を決めたFWバスケス・バイロンは