【矢板】市は10月、泉保育所の0~2歳児を持つ保護者を対象に、紙おむつ定額制サービス(おむつサブスク)を本格導入した。8月から同保育所で実証実験した結果、参加した保護者と保育士全員が利用したいとアンケートで回答した。

 おむつサブスクは保護者が事業者と契約し定額の月額料金を支払うことで、保育所で使用する紙おむつとお尻ふきが保育所へ直接配送され、使い放題になるサービス。保護者は子どもの名前を記入したおむつを持参する必要がなくなり、保育所側もおむつの個別管理が不要になる。

 市がアンケートを行ったところ、負担が「軽減した」「少し軽減した」と回答した保護者は100%、保育士も91%だったことから本格導入を決めた。ブリッジウェルの提供する「おむつカンパニー」サービスを利用し、月額2400円で大王製紙のおむつ「グーン」と同社のお尻ふき「グーン肌にやさしいおしりふき」が使い放題になる。

 おむつサブスクを利用した経験のある森島武芳(もりしまたけよし)市長は「保護者にとって助かるサービス。これからも子育て家庭の支援を継続したい」と話した。