渡良瀬遊水地にクマが出没-。9月27日、栃木警察署に寄せられたクマの目撃情報が波紋を広げている。東京から北に60キロ。関東平野のほぼ中央に位置する遊水地で、体長1・5メートルと比較的大型のクマが目撃されたとあり、SNSには「どこから来たのよ」「怖すぎる」などと驚きや懸念の声が相次いでいる。
栃木署の発表などによると、クマは9月27日午前3時ごろ、栃木市藤岡町赤麻の渡良瀬遊水地内の路上で通行人が目撃した。目撃されたのは、藤岡渡良瀬運動公園陸上競技場から東に200メートル地点という。
県警は「クマ」と断定か
環境省によると、日本のツキノワグマの成獣の体長は、オスの平均が1・2~1・5メートル、メスは1~1・3メートル。これに照らせば、遊水地で目撃されたのは比較的大型の個体ということになる。
栃木県警本部によると、クマの目撃情報は場所が山奥などではない限りは全て広報している。確実にクマと判断できない場合には「クマと思われる野生動物」などとの曖昧な表現にとどめているが、遊水地のケースでは「クマの目撃」と断定的な表現で発表した。
前兆はあった。
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