国政さんの実家に残るベーハ小屋。左の1棟は解体作業が進む

 「『ベーハ小屋』って知ってる?」。知り合いの益子町民からふと、こんなことを聞かれた。恥ずかしながら全く知らなかったが、この呼び名は同町が発祥とも言われていると教えてもらい興味がそそられた。ベーハ小屋がどんなもので何の目的で作られたのか、関係者に聞いて調べてみた。

 実際にベーハ小屋があるという同町山本、タバコ農家浜野耕司(はまのこうし)さん(76)方を訪ねると、敷地内に建つ3・6メートル四方、高さ6メートルほどの木造平屋を案内された。