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 国選択無形民俗文化財に指定されている「生子(いきこ)神社の泣き相撲」が21日、栃木県鹿沼市樅山町の同神社で行われ、子どもたちが元気な泣き声を競った。

力士姿の氏子に抱えられ、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前10時5分、鹿沼市樅山町
力士姿の氏子に抱えられ、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前10時5分、鹿沼市樅山町

 泣き相撲は「泣く子は育つ」ということわざにちなみ、子どもの健やかな成長を願う伝統行事。市内外から約770人の乳幼児がエントリーした。

力士姿の氏子に抱えられて、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前9時10分、鹿沼市樅山町
力士姿の氏子に抱えられて、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前9時10分、鹿沼市樅山町

 力士役の氏子が鉢巻姿の子どもを抱きかかえ、東西から土俵入り。「よいしょ、よいしょ、よいしょ」のかけ声に合わせ抱き上げられ、子どもたちが泣き声を響かせる姿を、大人たちが笑顔で見守った。

力士姿の氏子に抱えられて、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前10時10分、鹿沼市樅山町
力士姿の氏子に抱えられて、元気な泣き声を響かせる子どもたち=21日午前10時10分、鹿沼市樅山町

 親子3代6人で訪れた小山市犬塚、会社員原田悠太郎(はらだゆうたろう)さん(30)、美穂(みほ)さん(29)夫妻は、長女志瑛(しえ)ちゃん(1)の取り組みを終えて「健康第一で元気に大きく育ってほしい」と話した。