【佐野】あそ野学園義務教育学校の4年生約80人が11日、市内の田んぼで稲刈りを体験した。
米作りを学ぶ授業の一環で、昨年から旧下彦間小前の約700平方メートルで取り組んでいる。5月には児童たち自ら田植えを行った。
水田を提供してくれた遠藤食品の遠藤栄(えんどうさかえ)会長(84)やボランティアから鎌の持ち方など指導を受け、児童らは作業開始。赤とんぼが飛び交う田んぼで黄金色に実った稲穂を一束ずつ、汗を流しながら刈り取った。
この日は約240キロを収穫。このうち約60キロは学校で炊飯し、おにぎりを作って食べる予定という。
石井明可梨(いしいあかり)さん(9)は「意外とサクサクと刈ることができて気持ち良かった。おにぎりにして食べるのが楽しみ」と笑顔。遠藤会長は「みんな一生懸命取り組んでくれた。収穫したお米をおいしく食べてほしい」とほほえんだ。