15日の敬老の日を前に家族の絆で特殊詐欺被害を防ごうと、宇都宮東署は詐欺への注意を喚起するオリジナル絵はがきを作成し、管内の小学校9校に約650枚を配布した。宇都宮市泉が丘小では署員による特別授業が行われ、児童が祖父母宛てにメッセージを書き込み、絵はがきを完成させた。
絵はがきは、県警マスコット「ルリちゃん」と子どもの絵や、「でんわ、メールでお金の話? それ、詐欺だよ!!」の文言などがデザインされ、それぞれのメッセージが自由に書けるようになっている。
同校では11日、3年生126人が署員から特殊詐欺の手口などを学んだ後、色鉛筆などで絵はがきに色付けし「だまされないように気をつけよう」「お金の電話に注意して」などと思い思いのメッセージを書いた。完成した絵はがきは後日、各家庭から郵送する。
県外に祖父母がいる北條壮真(ほうじょうそうま)さん(9)は「普段会えないからこそ、『詐欺に遭わないでほしい』という思いを届けたい」と話した。