栃木県PTA連合会が保護者に行った2024年度の「家庭教育に関するアンケート」で、県内小学生の約25%、中学生の約78%がスマートフォンを所持していることが分かった。学年が上がるにつれて所持率も上がり、中学生になると飛躍的に高まった。同会は「進学や習い事などを始めるタイミングで持たせている」と分析した上で、トラブル回避に向け「危機管理の面で保護者の責任も大きくなっている」と注意を呼びかけている。

 アンケートは24年11~12月、小1~中3の保護者に行い、計3万396人から回答を得た。子どもがどのような電子機器を持っているかを複数回答可で尋ねたところ、テレビゲームが54%で最も多く、スマホが44%、タブレット端末が39%と続いた。スマホを除く携帯電話は6%だった。