制作発表会に登場した(左から)山田和也、牧島輝、太田基裕、柚香光、加藤梨里香、相葉裕樹=東京都港区

 新ビジュアルをお披露目した柚香光(右)と加藤梨里香=東京都港区

 「殺陣を披露する場面もある。お楽しみに」と話す柚香光=東京都港区

 制作発表会に登場した(左から)山田和也、牧島輝、太田基裕、柚香光、加藤梨里香、相葉裕樹=東京都港区  新ビジュアルをお披露目した柚香光(右)と加藤梨里香=東京都港区  「殺陣を披露する場面もある。お楽しみに」と話す柚香光=東京都港区

 小野不由美の人気小説が原作のミュージカル「十二国記 月の影 影の海」の制作発表会見が東京都内で開かれ、出演する柚香光、加藤梨里香、太田基裕、牧島輝、相葉裕樹と演出の山田和也が出席した。主演の柚香は「素晴らしい作品に参加できて、身が引き締まる思い」とあいさつした。

 女子高校生の中嶋陽子が異世界に連れ去られたことから始まる壮大なファンタジー。異界の陽子を柚香が、元の世界の陽子を加藤が演じる。加藤は「異界を旅する陽子の心に私が出てきて、対話をする。家に帰りたい、という強い思いを表している」と説明した。

 柚香が原作の表紙を再現した新ビジュアルも披露された。柚香は撮影を振り返り「不安や戸惑いの中に、生への執着と強い意志を表現した」と話した。

 異世界で陽子を救うネズミの姿をした楽俊は、太田と牧島がダブルキャストで演じる。役作りのため「食べ物を変えてみた」と太田。牧島も「街で見かけるネズミがいとおしくなってきた」と笑った。

 相葉は陽子を異世界に導く景麒を演じる。陽子と、ある契約を結ぶシーンがお気に入りだといい「そこから物語が広がる。原作ファンにも、初めての人にも魅力が伝わるように演じたい」と意気込んだ。

 公演は12月から来年2月にかけ、東京、福岡、大阪、愛知で行われる。

(制作発表会見は9月11日に行われた)

▽ミュージカル「十二国記 月の影 影の海」の公演予定は次の通り。12月9~29日東京・日生劇場、2026年1月6~11日福岡・博多座、17~20日大阪・梅田芸術劇場、28日~2月1日名古屋・御園座