神奈川県庁本庁舎、横浜税関、横浜市開港記念会館の「横浜三塔」に迫る猛火。その背後で、黒煙が巨大な壁のように立ち上る-。
増田成之(ますだしげゆき)さん(99)=同市戸塚区=がキャンバスに描いたのは、横浜大空襲で見た光景だ。
1945年5月29日。父の経営する同市鶴見区の鉄工所で後片付けをしていた。空襲警報が鳴った。しばらくして、B29爆撃機の大編隊が襲来し、自宅のある同市西区の空に黒煙が上がった。「煙が墨のように空を染め、夕方のように真っ暗だった」
残り:約 1108文字/全文:1349文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
スタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く