水を吸った畳、水没した家電、たんす…。記録的な大雨や氾濫した河川の水が引いた後に待っていたのは大量のごみだった。
「これまでの災害が参考にならないほどの量だった」。鹿沼市の大場隆光(おおばたかみつ)環境部長(58)は振り返る。関東・東北豪雨で、市内では中心部を流れる黒川などから水があふれ、千棟を超える建物が浸水した。
発災後、環境クリーンセンターに設けた仮置き場には、被災宅などから出た災害ごみが次々と運び込まれた。用意したスペースは、わずか100平方メートル。2日ほどで満杯になった。「このペースでは無理だ」。センター内の2千平方メートルほどの職員駐車場を、急きょ新たな仮置き場に変更した。市内で出た災害ごみは後に1323トンと判明した。
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