甲子園での戦いを福田知事(左端)に報告する青藍泰斗の(同2人目から)佐川、鈴木、須加=県庁

 今夏の全国高校野球選手権に35年ぶり2度目の出場を果たした青藍泰斗の佐川秀真(さがわしゅうま)主将らが4日、県庁を訪れ、福田富一(ふくだとみかず)知事に聖地での戦いを報告した。

 青藍泰斗は1回戦で優勝経験のある佐賀北と対戦。互いに譲らず突入した延長十回タイブレークの末、4-5のサヨナラ負けを喫し、惜しくも甲子園初勝利はならなかった。

 訪問したのは佐川主将のほか鈴木俊世(すずきしゅんせい)、須加匠(すかたくみ)の両副主将、青山尚緯(あおやまなおい)監督、山本秀幸(やまもとひでゆき)部長と永井治寿(ながいはるひさ)校長の6人。佐川主将は「甲子園では目標の1勝は挙げられなかったが、声援の力の大きさをより感じることができた」と大舞台を振り返った。

 青山監督は「選手たちはよく戦ってくれた。3年生が残してくれた財産を次の代でも生かしたい」と秋の県大会に意欲を見せた。福田知事は「県民の皆さんの胸を熱くする試合でした。ここまで培った精神力で次のステージでも大いに活躍してください」と激励した。