児童相談所(児相)が一方的に里子を引き離したのは違法で精神的苦痛を受けたとして、里親委託で当時小学1年の女児を養育していた県内在住の夫妻が県に計600万円の損害賠償を求めた訴訟の第9回口頭弁論が3日、宇都宮地裁(永田早苗(ながたさなえ)裁判長)で開かれ、結審した。7月に和解協議を開いたが、不成立となった。