
ロシアと国境を接するウクライナ北東部ハルキウ州は、軍事侵攻が始まった当初から激しい攻撃にさらされてきた。同国第二の都市、州都ハルキウから北上したゾロチフ村は国境から15キロに位置し、周囲に美しいヒマワリ畑や麦畑が広がる一方、ロシア軍の戦車を食い止めるための地雷原が不気味に潜んでいる。
戦時下のウクライナには軍民一体の軍事行政が敷かれており、同村のヴィクトル・コヴァレンコ最高責任者は「役場や警察、学校、スポーツ施設など何もかも破壊されました。侵攻前の人口は約2万8千人でしたが、半数近くが避難しています」。連日のようにドローンが襲来し、「数日前に家族が乗った車がドローン攻撃を受けて、8歳の男の子が死亡した」という。

ロシア軍の攻撃で損壊した総合病院=7月8日、ウクライナ北東部ハルキウ州のゾロチフ村
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