舞茸ステーキ定食

宇佐見輝光さん(右)と幸輝さん

舞茸ステーキ定食 宇佐見輝光さん(右)と幸輝さん

 たかが、と侮るなかれ。熱々の鉄板で供される肉厚のマイタケに、しょうゆベースのタレを投入。香ばしい匂いが鼻孔をくすぐり、歯応えと味わいのマッチングに、ご飯がさらに欲しくなる。脇役になりがちな食材だが、メインディッシュに仕上がっている。“父からのバトン”も隠し味だ。

 国道121号沿いの店舗は、店主の宇佐見幸輝(うさみこうき)さん(53)の父輝光(てるみつ)さん(77)がドライブインとしてスタート。「舞茸(たけ)ステーキ」(定食1350円)は「看板メニューを」と考案したのが始まりだ。オリジナルのタレは、幸輝さんらがレモン汁を加えるなど試行錯誤を重ね、約20年前に生み出した。