ペットボトルのふたをすぐに開けられないのは、加齢で心身が衰える「フレイル(虚弱)」のサイン-。国際医療福祉大の研究グループは、ペットボトルのふたをすぐに開けられるかどうかが、要介護の手前の状態である「フレイル」に関連するという論文を発表した。県内の高齢者を「すぐに開けられる」「すぐに開けられない」の2群に分類し、フレイルのチェックリストへの回答と照合したところ、「開けられない」の群がより兆候が顕著だった。

ペットボトルのふた開けとフレイルの関連性を説明する国際医療福祉大の沢谷講師=6月下旬、国際医療福祉大大田原キャンパス
研究グループは2023年、要介護認定を受けていない県内高齢者603人にアンケートを郵送。回答者のうち、認知症などの既往者らを除外した427人を解析対象とした。ふたを「すぐに開けられる」群は326人、「すぐ開けられない」群は101人だった。
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