45秒42で予選を突破し、決勝に駒を進めた佐藤風=国立競技場、広瀬華撮影

75メートル59で6位となったエイジェックの小椋=国立競技場、広瀬華撮影

45秒42で予選を突破し、決勝に駒を進めた佐藤風=国立競技場、広瀬華撮影 75メートル59で6位となったエイジェックの小椋=国立競技場、広瀬華撮影

 陸上で世界選手権東京大会の代表選考会を兼ねた日本選手権第2日は5日、東京・国立競技場で行われ、栃木県勢は男子400メートルの佐藤風雅(さとうふうが)(宇都宮市在住、作新学院大出、ミズノ)が45秒42の全体2位で6日の決勝に進出した。やり投げの小椋健司(おぐらけんじ)(佐野市在住、エイジェック)は75メートル59で6位だった。崎山雄太(さきやま・ゆうた)(愛媛競技力本部)が日本歴代2位の87メートル16をマークして初優勝。参加標準記録も突破し、世界選手権代表入りした。

 800メートル決勝の女子は久保凜(くぼ・りん)(東大阪大敬愛高)が日本新記録の1分59秒52で2連覇した。昨年自身が樹立した記録を0秒41更新した。男子は落合晃(おちあい・こう)(駒大)が1分45秒93で2連覇した。

 男子110メートル障害決勝は日本記録保持者の泉谷駿介(いずみや・しゅんすけ)(住友電工)が13秒22で優勝。2位の野本周成(のもと・しゅうせい)(愛媛競技力本部)とともに日本陸連が定める選考基準を満たして世界選手権代表に決まった。

 男子100メートル決勝は桐生祥秀(きりゅう・よしひで)(日本生命)が10秒23で制し、5年ぶり3度目の優勝を果たした。

 女子1500メートルは前日の5000メートルを制した田中希実(たなか・のぞみ)(ニューバランス)らが予選を突破し、6日の決勝に進出。男子200メートルで2連覇中の鵜沢飛羽(うざわ・とわ)(JAL)も20秒28の全体トップで予選を通過した。女子100メートル障害準決勝では福部真子(ふくべ・まこ)(日本建設工業)が12秒75の大会タイ記録を出して決勝に進んだ。

決勝へ確かな手応え

 男子400メートルの佐藤風雅(さとうふうが)(作新学院大出、ミズノ)は45秒42の全体2位で予選を突破。「スタートにミスがあったが、後半は自分の良さが出せた」と振り返った。