参院選栃木選挙区に立候補を届け出た自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(67)=公明党推薦=は3日午前、大田原市内で第一声を放った。第一声の概要は次の通り。
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自分にとっては地方こそ原点だ。原点の皆さんが今日はこんなに集まってくれた。これから皆さんの力をこの身に受けて、7月20日まで戦い抜く。
地方が抱える課題はたくさんある。生産者の立場に立った農業政策を確立しなければならない。さらに3区内の市、町の連携を図るための、しっかりとした県道や市道を整備する。子どもたちが安心して通学できる、歩道付きの道路を確保する。さらにはこの地域の20年後、30年後をしっかりとつくるために、八溝縦貫道路、また北関東北部横断道路(を整備する)。
地域の孫世代と、家族が笑顔で暮らせるような地域の未来を拓いていくことが自分の責任と思う。
私はいま、国土交通副大臣として、公明党の中野大臣を補佐している。中野大臣からは「高橋副大臣には地方を守りぬくために、のびのびと思い切り仕事をしてください」とありがたい言葉をいただいて仕事をしている。自公連立の象徴のような国土交通省でもある。
今日の出陣式を迎えるまで、県内を歩き回ってきた。自分の車が夕方、道路を通っていると、大きなランドセルを背負った小学生が横断歩道を渡ろうと待っていた。私の車のドライバーは横断歩道の手前で必ず車を止める。お子さんが渡り終えると、こちらを向いてぺこりと頭を下げてくれた。次の横断歩道でも同じように必ず車を止める。するとまた子どもが頭を下げてくれた。
われわれはうれしくてうれしくて、そしてまた次の横断歩道でもまた必ず車をとめる。そんな思いの連鎖が、私の運動にはあった。こういう日本を作りたい。
そうした原点は地方にある。地方を大切にすることは、日本の良さをどんどん引き立てる。世界の中で成長している国は自分の国を大切にしている人が多い国。日本もそういう国にしたい。地方こそ原点。私はどこまでも地方を守り抜く。
今回厳しい戦いだが、皆さまの力をたまわり必ずや当選をする。