
4館全てに潜入したかった記者ですが、栃木県立美術館は防犯上、館内の詳細な配置が明かせません。そこで今回は、同館の鈴木さとみさんに紹介してもらいました。
◇ ◇
県立美術館では主に、栃木県を中心とする明治時代以降の日本美術や、フランスやイギリス、ドイツなど西洋の美術作品約1万点を所蔵しています。作品を保管する収蔵庫は約600平方メートル(小学校の教室約10室分)の広さがあり、日本画、工芸、洋画、版画、彫刻などジャンルごとに部屋が分かれています。
大きな絵画はラックに掛け、日本画や工芸は箱の中の湿度を一定に保つ「きり箱」に収めて棚にしまっています。作品は湿気があるとカビてしまい、乾燥し過ぎるとひび割れてしまうので、収蔵庫の温度は年間を通して約20度、湿度は60%程度に維持しています。

絵画の収蔵庫。大きな作品はラックに掛けて保管している
残り:約 495文字/全文:919文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
スタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く