3メートルほどの高さに盛られた那須野陸軍飛行場の無蓋掩体壕

 【那須塩原】戦時中、多くの飛行操縦士を養成した那須野陸軍飛行場。戦後の開発に伴って構造物の多くは姿を消したが、飛行機を守る土製の「掩体壕(えんたいごう)」が塩野崎新田の林にひっそりと残る。飛行場があった事実を物語る数少ない遺構の一つで6月上旬、那須歴史探訪館(那須町芦野)学芸員で日本近現代史が専門の作間亮哉(さくまかつや)さん(32)と共に現地を歩いた。