太平洋戦争末期の沖縄戦終結から80年を迎えた「慰霊の日」の23日、当時の沖縄県警察部長で宇都宮市出身の荒井退造(あらいたいぞう)(1900~45年)ら殉職した県職員の慰霊祭が、糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園内にある「島守の塔」で営まれた。今年は島民の疎開に尽力した荒井と当時の知事島田叡(しまだあきら)の地元で顕彰に取り組む関係者も参列。凄惨(せいさん)な地上戦で犠牲となった職員469人に哀悼の意を示し、平和への誓いを新たにした。
青い空と海に囲まれた摩文仁の丘は鎮魂の祈りに包まれていた。強い日差しと蒸し暑さがピークとなった午後1時半過ぎ。沖縄全戦没者追悼式に続いて、島守の塔で沖縄県主催の慰霊祭が始まった。
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