
成長してすぐ大きくなると考えがちな子どもの足。実は9割もの子どもが大きめの靴を履いているという調査結果があります。サイズが合わない靴を履いていることで「扁平(へんぺい)足」や「浮き指」などのトラブルの原因になり、姿勢の悪さや転びやすさにつながることも。子どもの足を健康に育てるためにはどうすればいいのか、医師と靴の専門家に聞きました。
非政府組織(NGO)「外反母趾(がいはんぼし)研究会」(東京都中央区)の理事長で、福島整形外科病院(那須塩原市弥生町)院長の福嶋稔(ふくしまみのる)さん(85)は「立ったときに足の指が地面に付かず、浮いた状態になる浮き指の子がとても多い」と指摘します。

「浮き指の子はとても多い」と話す福嶋さん
同研究会が2021、22年に東京都や神奈川県で開いた「子どもの足の検査と相談会」で小学生計約240人の足を計測したところ、89%が大きい靴を履いており、40%が浮き指でした。
(長島有紀)
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梅雨が明けるとやってくる暑い夏。次回28日は、乳幼児のための暑さ対策について紹介します。お楽しみに。
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