1945年4月26日夕方。小学4年生だった新居田大作(にいだだいさく)さん(90)=愛媛県今治市=は地響きと爆発音を聞き、驚いて自宅を飛び出した。300メートル余り先の家から、真っ赤な火柱が立ち上っていた。市内が米軍の大型爆撃機B29の初空襲を受けたのは同日朝。避難した市民も家に戻っていた。
爆発で犠牲者は出なかったが、約9時間後に突然襲ってきた時限爆弾の恐怖。「戦後調べたら、米軍は今治に飛行場があると誤認していたらしい。滑走路を使いにくくするよう、通常爆弾に時限爆弾を交ぜて投下した。市民は米軍の意図は分からんから、自分が狙われたと思いますよ」
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