激闘を制し、ブレックスが王座奪還を果たした。
バスケットボールりそなBリーグの年間王者を決めるプレーオフ、チャンピオンシップ(CS)は27日、横浜アリーナで2戦先勝方式の決勝第3戦が行われ、宇都宮ブレックス(東地区1位)が琉球(西地区1位)に73-71で逆転勝ちして通算2勝1敗とし、3季ぶり3度目の頂点に立った。
優勝3度は単独最多。レギュラーシーズン勝率1位チームの優勝はリーグ創設9年目で初めて。
ブレックスは第1クオーター(Q)11得点など前半はロースコアに抑えられ28-40で試合を折り返した。第3Qは連続10得点で追い上げ、7点を追う第4Qは残り1分15秒、D.J・ニュービルの3点シュートで逆転。その後は比江島慎(ひえじままこと)や鵤誠司(いかるがせいじ)がフリースローを着実に決めてリードを守り切った。
ブレックスのCSは初戦の準々決勝で三河(中地区3位)に2勝、準決勝は千葉J(東2位)に2勝1敗で勝ち上がった。天皇杯覇者の琉球との決勝第1戦は81-68で快勝して王手をかけたが、第2戦は75-87と五分に戻された。
31日に優勝記念パレード
バスケットボールBリーグで3度目の日本一に輝いた宇都宮ブレックスの優勝記念パレードが31日午前10時15分から、県庁と宇都宮市役所を結ぶシンボルロードで開催される。30分間の予定で、宇都宮商工会議所青年部が主催する。

ブレックスのパレードは優勝した2017年、22年にも同じ場所で実施。22年は新型コロナウイルス禍だったが、約3万5千人(主催者発表)が詰めかけた。福田富一(ふくだとみかず)知事によると、今回は10万人規模を目指すのが「ブレックス関係者との合言葉」だという。
31日午後2時からは、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市元今泉5丁目)でブレックスのファン感謝イベントが予定されている。
【電子号外】ブレックス頂点(5月27日)