第77回春季関東地区高校野球大会第2日は19日、茨城県のひたちなか市民球場ほかで2回戦4試合が行われ、作新学院(本県2位)は横浜(神奈川1位)に1-8で七回コールド負けを喫し、3年ぶり14度目の準々決勝進出はならなかった。県勢がともに初戦で姿を消すのは2年ぶり。

 このほか山梨学院(山梨1位)浦和学院(埼玉1位)東海大相模(神奈川2位)が勝ち、8強が出そろった。

2回、作新の捕手・大村(左)が右飛で本塁を突いた相手の二走をタッチアウト=茨城県のひたちなか市民球場、森田大地撮影
2回、作新の捕手・大村(左)が右飛で本塁を突いた相手の二走をタッチアウト=茨城県のひたちなか市民球場、森田大地撮影

突きつけられた現実、夏への糧に

 王者の壁は高く、分厚かった。作新学院はセンバツ甲子園を制すなど公式戦25連勝中と無類の強さを誇る横浜(神奈川1位)に七回コールド負け。葭葉慶治(よしばけいじ)主将は「こんなにも差があるとは」と現実を真摯(しんし)に受け止めた。