地酒を愛するベテラン記者による、こだわりのコラム「左党・イトウの今夜も一杯」。第4回は麦どころ・栃木県とクラフトビールの実力について。
(第1~4金曜日に隔週掲載)
4月18日から3日間、ライトキューブ宇都宮前広場で「栃木クラフトビアフェスタ2025」が開かれた。栃木クラフトビール推進協議会(加盟13社)が主催し、まさに「とちぎクラフトビールワールド」と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せていた。
約70種の個性を一堂に味わえたフェスタには多くのファンが集まり、売上高も前年比で2割増えた。クラフトビールに追い風が吹いている証左と言えよう。



フェスタでは全国のファンから飲みたいと願うビールのお題をあらかじめ募り、各ブルワー(職人)がそれを造り、ファン投票で人気1位を決める「クラフトビアチャレンジ」が恒例だ。協議会独自の取り組みで、新たなファンの開拓と、ブルワーが新技法や新たな原材料に挑める貴重な場になっている。このアイデアは宇都宮カクテル倶楽部の店の催しからヒントを得たというから、何とも地域密着の話で面白い。 8種のスパイスを生かした古代文明ビール「メソポタミア」で1位になったのは
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