下野新聞社は4日までに、栃木県内の上場企業21社を対象に新卒採用に関するアンケートを実施した。今春の採用実績と比較した2026年4月入社の採用方針は「前年並み」が9社で最も多く、23社に対して行った前年から1社増えた。次いで「増やす」が3社減の8社だった。事業の継続や拡大などのため人材獲得に前向きな状況が続いている。一方、今春の採用活動での苦戦を明かす企業もあるなど、学生優位の「売り手市場」で人材を確保する難しさがうかがえた。

 アンケートは4月上旬~中旬に実施し、今春の採用実績や来春の採用計画などを聞いた。21社のうちSCAT(スキャット)は25、26年入社の新卒採用を実施していない。