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 第78回春季県高校野球大会兼第77回春季関東地区大会県予選最終日は4日、宇都宮市の清原球場で決勝戦が行われ、佐野日大が両チーム計26安打の乱打戦を制し、作新学院を10-9で下して4年ぶり7度目の優勝を飾った。

 

 佐野日大は5点を追う六回、先頭阿部晴太朗(あべせいたろう)が四球で出塁すると、福田来貴(ふくだらいき)の2点適時打など4連打で3-6。その後、無死満塁から小林優太(こばやしゆうた)が押し出しの四球を選び、井上遥翔(いのうえはると)の2点適時打で同点とすると、2死一、三塁から阿部の適時打で勝ち越した。七回にも浅野雄飛(あさのゆうひ)のランニング本塁打、田崎瑛大(たさきえいた)の2点適時二塁打で相手を突き放した。

 作新学院は、二回に大村遥(おおむらはる)の適時打などで2点を先制。六回には土井雄一郎(どいゆういちろう)の右越え3点本塁打でリードを広げたが、先発田口魁星(たぐちかいせい)がつかまり、2番手佐波瀬大翔(さばせひろと)も流れを止められず。九回は代打黒鵜陽人(くろうはると)の2点適時打などで3点を奪ったが、あと一歩及ばなかった。

 両校は、17日に茨城県で開幕する関東大会に出場する。


【電子号外】佐野日大が4年ぶり優勝(2025年5月4日)