第2クオーター9分、ファウルを受けながら3点シュートを放つブレックスの渡辺(右)=日環アリーナ栃木、湯田大士撮影

 バスケットボールりそなB1のレギュラーシーズン(RS)最終節は3日、宇都宮市の日環アリーナ栃木ほかで12試合が行われた。東地区で既に優勝を決めている宇都宮ブレックスは同地区の越谷と対戦し、渡辺裕規(わたなべひろのり)が今季最多20得点を挙げ、91-62で快勝した。3戦ぶり白星で通算47勝12敗。中地区の三遠が敗れたことで、勝率で全体1位に再浮上した。

 前半は渡辺や遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)の3点シュートなどで44-30。第3クオーター(Q)はさらに勢いを強め31得点と突き放し、第4Qは石川裕大(いしかわゆうだい)ら交代選手も活躍した。

 県内開催のホーム戦最多入場者数を115人更新する6153人が来場した。

 次戦は4日午後3時5分から、同会場で同カードによるRS最終戦が行われる。

渡辺「まだ満足していない」

 ファンはこの瞬間を待っていた。4月にけがから復帰したブレックスの渡辺裕規(わたなべひろのり)が今季初の2桁、そして5季ぶりの20得点で圧巻の「ナベタイム」を披露。「まだ貢献できると見せたかった。『こいつは潮時だな』と思われたくないのでね」と“渡辺節”も全開だった。