7回を投げ、4安打無失点の好投を見せた佐野日大の鈴木=清原球場、広瀬華撮影

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 第78回春季県高校野球大会兼第77回春季関東地区大会県予選第8日は3日、宇都宮市の清原球場で準決勝2試合が行われ、佐野日大が3年ぶり10度目、作新学院が2年ぶり29度目の決勝進出と、17日に茨城県で開幕する関東大会への出場を決めた。

 昨秋王者の佐野日大は、前回4強の文星芸大付を7-0の七回コールドで下し、2季連続で関東大会への切符をつかんだ。

 作新学院は昨秋準優勝の宇都宮工を7-0の七回コールドで圧倒した。関東大会出場は31度目で県勢最多。

 大会最終日は4日午前10時から、同球場で佐野日大-作新学院の決勝が行われる。

2年生右腕が好投 佐野日大

 2季連続の関東大会出場を決めた佐野日大。投打で相手を寄せ付けない快勝だった。

 先発は今大会をほぼ1人で投げてきた2年生右腕の鈴木有(すずきゆう)。初回は先頭打者に出塁を許すも、後続を投ゴロの併殺に打ち取り無難な立ち上がり。以降は130キロ台半ばの直球に加えカットボールなどの変化球がさえ、三塁を踏ませない快投を見せた。