県内小中学校で多忙感を抱く教職員の割合は95・6%に上ることが28日までに、県教職員協議会(栃教協)が実施した2024年度アンケートで分かった。前年度(95・0%)から0・6ポイント増え、調査を始めた11年度以降、14年連続で9割を超えた。県教委が24年に行った調査で教職員の時間外勤務(残業)の減少が見られたが、栃教協は「多忙感解消の実感は伴っていない」と指摘する。

 アンケートは24年6月、栃教協会員のうち約4分の1の2116人を抽出して実施した。

 日々の業務に多忙感を「強く抱いている」との回答が61・1%に上り、「少し抱いている」は34・5%だった。