宇都宮市宮山田町の西鬼怒川沿いで150本あまりの黄桜が見頃のピークを迎えている。枝いっぱいに咲く薄黄色の花を特別な思いで見つめる人がいる。約10年にわたって手入れをしてきた同所の斎藤信三(さいとうのぶみ)さん(77)だ。2年前に膵臓(すいぞう)がんが見つかってからは、闘病しながら黄桜を管理してきたという。「私が黄桜を見られるのは今年が最後かもしれない。ぜひ多くの人に見てほしい」と話している。

見頃となった黄桜を感慨深そうに見上げる斎藤さん=22日午前、宇都宮市宮山田町
黄桜が植えてあるのは、市最北端に位置する上河内緑水公園の南東側。西鬼怒川の左岸を中心とした約500メートルに黄桜が並ぶ。
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