販売を再開した爆弾ハンバーグ(フライングガーデン提供)

爆弾ハンバーグの販売を再開したフライングガーデンの下戸祭店=22日午後、宇都宮市

販売を再開した爆弾ハンバーグ(フライングガーデン提供) 爆弾ハンバーグの販売を再開したフライングガーデンの下戸祭店=22日午後、宇都宮市

 フライングガーデン(小山市本郷町3丁目)は22日、自社工場(上三川町多功)の停電により販売休止していた看板商品「爆弾ハンバーグ」の提供を再開した。11日の停電発生から当初は復旧まで2週間を見込んでいたが、1週間で販売にこぎ着けた。業績への影響については「軽微となる見込み」としている。

 同社によると、工場で11日、廃棄物を運んでいたクレーン車のアーム部分が電線に引っかかり、敷地内の電柱が倒れる事故が発生。電力供給がストップし、爆弾ハンバーグを製造できなくなった。そのため、本県など関東5県のフライングガーデン全58店舗で、14日から提供を休止していた。

 電線の交換などを行い、18日に電力が復旧。翌19日から製造を再開し、品質検査を経て各店舗に届けた。提供を再開した22日から、休止の間に実施していたディナータイムでのランチメニューの販売は終了した。

 同社の担当者は「2人に1人が注文する看板メニューがない中での営業は厳しかったが、週末もたくさんのお客さまに来ていただけた」と感謝を口にした。「販売休止の間、ご迷惑をおかけした。また爆弾ハンバーグを召し上がっていただきたい」と話した。