「バンド人生の節目節目で姫路を意識してきた。全国からこの街にフェスを見に来てくれたら」と話すseek

 「サイコ・ル・シェイム」の(左から)ギターのAYA、ドラムのYURAサマ、ボーカルのDAISHI、ギターのLida、ベースのseek

 seek

 「姫路シラサギロックフェス」

 「バンド人生の節目節目で姫路を意識してきた。全国からこの街にフェスを見に来てくれたら」と話すseek  「サイコ・ル・シェイム」の(左から)ギターのAYA、ドラムのYURAサマ、ボーカルのDAISHI、ギターのLida、ベースのseek  seek  「姫路シラサギロックフェス」

 ビジュアル系バンド「Psycho le Cemu(サイコ・ル・シェイム)」が、メンバー5人の地元・兵庫県姫路市で「姫路シラサギ ROCK FES 2025」を5月2、3日に開催する。氣志團、ゴールデンボンバー、SHAZNAなど振り切った個性の人気バンドが多数出演。ベースのseekは「姫路は僕らが音楽を始めるきっかけをくれた街。フェスで盛り上げて地元に恩返しをしたい」と語る。

 1999年に姫路でキャリアをスタートし、5月3日が結成記念日のサイコ・ル・シェイム。メンバーがさまざまなキャラクターに扮する独自の世界観と、演劇やダンスも取り入れたエンターテインメント性の高いライブで人気を誇る。

 フェスは長い活動歴の中で出会った「東京でもなかなか集められない豪華なメンツ」が出演を快諾。90年代後半のビジュアル系ブームを担ったSHAZNAやPENICILLIN、その次世代に当たるアンティック―珈琲店―が登場。「現在のシーンを引っ張っている」というDEZERTとキズも駆け付ける。

 さらに氣志團とゴールデンボンバー、「オネエがお届けする総合エンターテインメント」を掲げる3人組ユニットENVii GABRIELLA(エンヴィ・ガブリエラ)という多彩な顔ぶれ。中でも氣志團は長年、地元の千葉でフェスを主催している“先輩”だ。「(ボーカルの綾小路)翔さんには開催に向けて相談に乗ってもらい、出演も引き受けてくれて本当に心強かった」とseek。

 フェスのタイトルは白く美しい城壁で知られる世界遺産・姫路城の別名「白鷺城」から取った。seekはテーマソング「シラサギ」も作詞作曲。「あの日の少年が選んだ道」を走り続けるバンドの現在地を描くエモーショナルな一曲だ。

 会場は姫路市のアクリエひめじ大ホール。「今回は屋内だが、ゆくゆくは姫路城の三の丸広場でやりたい」とseek。「長く続けられるイベントにして、今度は僕たちが音楽を始めるきっかけを与える側になれたら」と意気込む。

   ×   ×

 チケットは前売り11000円、当日13000円など。学生は証明書を提示すれば当日、6000円のキャッシュバックがある。詳しくはサイコ・ル・シェイムの公式サイトで。