メモリアルボードの除幕式

 【鹿沼】創立100周年の鹿沼高に、全国大会で3位以内となった歴代の生徒の記録を掲示するメモリアルボード「栄光の軌跡」が設置され2日、除幕式が行われた。同窓会などでつくる100周年記念事業実行委員会が事業の一つとして、校舎1階の来客用玄関の壁に設けた。

 ボードは幅240センチ、高さ110センチ、奥行き3センチ。「木工のまち」にふさわしく、100年の歴史にも見合うよう、鹿沼産ヒノキの森林認証材製にした。校章のデザインが入った19センチ四方の板に大会名と順位、生徒名などを1件ずつ記して、はめ込んでいる。

 現在の掲示件数は18件。最古は1968年の「全国高校弓道大会女子団体3位」。近年では2023年の「全国高校将棋女子選抜大会優勝」などが並ぶ。今後も随時、追加する。

 除幕式は14件の掲示がある弓道部の生徒や教職員ら約40人が出席した。席上、実行委員長の阿部真一(あべしんいち)同窓会長は「生徒の皆さんが、これに続いて鹿沼高の名をとどろかせられるよう、スポーツでも文化でもいろんな道で日本一を目指していってもらえればと思う」とあいさつした。