県警が2024年に県内で認知した18歳未満の子どもへの児童虐待は前年比39件(7・4%)増の566件、被害児童数は36人(4・7%)増の806人で、いずれも統計が残る00年以降、3年連続で最多を更新したことが2日までに、県警のまとめで分かった。暴言などで心を傷つける「心理的虐待」が全体の6割を占める。「身体的虐待」が減少した一方、育児放棄や怠慢などの「ネグレクト」などは増加した。県警は「社会全体で虐待となる行為への認識が広まり、通報などで認知しやすくなった」と要因を挙げている。