進学、進級、クラス替え-。4月は何かと環境が変わります。「友達をたくさんつくるんだ」「スタートダッシュを決めるぞ」などと、目標を掲げる子どもたちもいるでしょう。でも、頑張り過ぎにはご用心。県の相談機関や下野新聞で「しもつけ随想」を執筆していた皆さんの先輩に話を聞くと、適度に力を抜くことや「推し」をきっかけに楽しんで学ぶことの大切さが見えてきました。

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 「子どもの頃から周りのペースと関係なく、自分の楽しいと思うことをやる。そんな人間でした」

 タレント、ラジオパーソナリティーとして活躍する永井塁さん(37)=下野市出身=に幼少期の自分について問いを投げかけると、少し意外な言葉が返ってきました。

 番組やイベントでは、他の出演者らとの丁々発止のやりとりを何度も目の当たりに。「しもつけ随想」でも、小学校時代に全校児童の前で物まねを披露したエピソードが登場しました。

 昔から歌うこと、しゃべることが好き。交友を広げるツールとしてではなく、本当に好きだから貫いた。スタンスは「興味を持ってくれた人が友達」。

 「『仲良くならなきゃ』と焦らないでいい。少しずつ自分の『好き』でつながった人が、きっと大切な存在になる」

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 県総合教育センター(宇都宮市瓦谷町)の教育相談部は年間50組ほどの親子らが訪れ、職員が相談に応じています。

 

 担当者によると、新学期以降、最初に子どもたちの疲れが見えやすいのは5月の大型連休明けとのこと。

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