県民83人を含む348人が3月9日から5泊6日の旅程で参加した「にっぽん丸で行く 春の小笠原クルーズ」(下野新聞社、日立ポートサービス企画主催)。太平洋クルージングではホエールウオッチングを楽しみ、世界自然遺産の小笠原諸島・父島では豊かな独自の自然に魅了された。本県出身者との出会いもあり、太平洋戦争で激戦地となった同諸島の歴史も見聞きした。船旅を通して戦後80年を迎える父島の今を伝える。

航海中、最初にブローのアナウンスがあったのは鳥島沖。甲板は双眼鏡やカメラを手にした乗客でにぎわった=3月10日午後1時35分
「船の前方にクジラのブロー(潮吹き)が見られます」。10日午後、にっぽん丸がザトウクジラの生息海域に入ると、船長から船内放送が入った。
同諸島では12~5月にかけてザトウクジラが繁殖のため回遊し、2、3月は子育て中の親子が海面に現れやすい時季とされる。甲板からでもクジラの姿を見られるチャンスがあり、期待に胸を膨らませた。
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