栃木県内の公立小学校の約3割に当たる109校で19日、卒業式が行われ、創立120周年を迎えた那須塩原市青木小では、卒業生22人がたくさんの思い出や感謝を胸に学びやを巣立った。

保護者と手をつなぎ、笑顔で花道を歩く卒業生=19日午前11時45分、那須塩原市青木
同校の卒業生は在校生約60人と保護者らが見守る中、晴れやかな表情で体育館に入場。伊藤忠(いとうただし)校長(58)から1人ずつ卒業証書を受け取った。
式辞で伊藤校長は、学校生活を振り返りながら「青木小で育んだ力をもとに、夢に突き進んでほしい」とエールを送った。卒業生の合唱や在校生らとの校歌斉唱などもあり、涙を拭う保護者の姿も多く見られた。
在校生は式後、校舎前に花道を作って先輩を見送った。卒業生の薄井李月(うすいりつき)さん(12)は「友達と毎日過ごすことができて一生の思い出になった。中学では吹奏楽部に入りたい」と話した。