県立博物館の本年度の入館者数が18日、10万人を突破した。例年8~9万人で推移する中、2022年度以来2年ぶりに10万人を超えた。
同館は本年度、三つの企画展を実施。「とちぎのキノコ」は夏から秋の開催と例年より長く期間を設けた。冬の「死者と生者の古墳時代」では多くの埴輪(はにわ)ファンが訪れ、年間を通してまんべんなく入館者を集めた。
10万人目となったのは、宇都宮市宝木町1丁目、会社員清水亮(しみずりょう)さん(36)と同市宝木小3年湊(みなと)さん(9)、同1年洸(ひかり)さん(7)の親子。琴寄行雄(ことよりゆきお)館長から記念品が手渡された。
清水さん親子は昔の道具の展示を見に来たといい、湊さんは「10万人と聞いてびっくりした。また来たい」と笑顔を見せた。