2025年度県立高全日制入試の一般選抜学力検査が6日、58校112系・科で行われ、一般選抜の定員7486人に対し、8287人が受験した。倍率は前年度比0・01ポイント増の1・11倍となり、21、22年度と並び過去10年で3番目に低い水準となった。7日は22校67科で面接、小山南高スポーツ科で実技検査を行う。

問題用紙の配布を受け、静かに試験開始を待つ受験生=6日午前9時20分、宇都宮市岩曽町
学力検査は6日午前9時25分から国語、社会、数学、理科、英語の順で一斉に実施した。保健室などでの別室受験は70人で、インフルエンザや新型コロナウイルスへの感染などが理由という。
全体の出願者数は2月26日の出願変更締め切り時点で8330人だったが、3月5日までに17人が出願を取り下げ、6日は26人が欠席した。
最終出願倍率が1・6倍を超えた宇都宮北高では6日、受験生が緊張した面持ちで続々と会場に入った。各教室で問題用紙が配られた後、生徒たちは静かに試験の開始時刻を待った。
一方、学悠館高定時制フレックス特別選抜も6日に行われ、定員100人に対し176人が受験した。倍率は1・76倍だった。
いずれも合格者は12日午前10時に各校掲示板で、同11時に県のホームページで発表される。